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ゆいさんの人生を一変させた、誕生日のおもてなしレシピ

色鮮やかな料理写真で溢れる、兵庫県在住ゆいさんのInstagram。決してかわいいだけじゃない。フォロワー約2万人を惹きつけるバイタリティの奥には、強い好奇心と素直さがあった。

 愛らしくハッピーな世界観の料理写真で人気のゆいさん。「かわいいものが大好き」と語る彼女らしく、Instagramにはリボンや花、アニマルモチーフなどの色鮮やかで華やかな料理投稿が多く、賑やかな食卓のシーンが目に浮かぶ。

フォロワー300人の低迷期もあった

 フォロワーは現在1万8700人で、9割近くが25歳〜35歳の女性。しかし、始めた当初はなかなかフォロワー数が伸びなかったという。一気にフォロワーが増えるきっかけになったのが、3年前のお母様の誕生日に作ったメニュー。
「ホテルのブッフェを再現したくて、何日も前からレシピを考えて入念に準備しました。全部ひとりで作ったんですよ」
 そのときの投稿がこちら。リーフ風のサラダやプチケーキやマカロン、数種類のフィンガーフードまで、自宅とは思えないほどの圧巻の眺め!

 この投稿が、発信力の強いアカウント『クッキングラム』(@cookingram.jp)にリポストされ、当時300人だったフォロワー数が一気に伸びるきっかけになった。
「一度取り上げられただけでこんなに反響があるなんて、本当にびっくりしました。料理で人を楽しませたり、おもてなしをすることってなんて面白いんだろうと気付いた出来事でしたね。写真だけでなくレシピもやひとことメモも載せるようになったら、保存してくれるフォロワーがさらに増えました」

好きなことにはとことん関わりたい

 じつはゆいさん、料理以外にも、企業での受付の仕事や、自宅で開いている会員制のネイルサロン、PRイベントへの出席など、さまざまな仕事をしている。
「私って一体何屋?って自分でもしょっちゅう思っています。SNS上での自分像って、統一している人が多いと思いますが、私はあてていろんな顔があっていいと感じます。料理はもちろんだけど、キャラ弁や食器集め、料理動画まで、いろんなことに興味があって、全部やってみたくてしょうがないんですよ。私、承認欲求が強いから(笑)知らない人にまで褒められることってすごく嬉しくて。それがSNSを続ける原動力になっています」

撮影にお邪魔した日、ブーケ形のサラダを作ってくれた。プリーツレタスにキウイやチーズ、生ハムを飾り付けた華やかな一品。料理が一番美しく見える窓辺がゆいさんお気に入りの撮影スポット。大理石風のシートを敷いて、スマホで撮影する。レシピも公開中だ。レシピのURL

ときにはネガティブなコメントも

 心地よいコメントだけではない、とも語る。そんなときのSNSとの距離の取り方は?
「心の持ちよう次第かな。『箸の持ち方が変ですよ』ってコメントがきたら、『ご指摘ありがとう〜』って素直に返せばいいですし、(youtubeでアップした動画に対し)テロップを入れて解説してくれないと分からないと言われときも、すぐに自分なりに勉強して動画を修正しました。手元の寄りが見たいとリクエストが来た際には、独学で挑戦。『ありがとうございます』ってお礼コメントが来たりして、そうやってコミュニケーションを取れることが刺激的だし楽しいんです。だって、SNSやネットがなかったら、誰とも知り合うことがないまま人生が過ぎていってしまうじゃないですか!」
 好奇心旺盛なゆいさんにとって、目下一番の関心事を聞くと、
「婚活してます! 釣った魚にちゃんとエサをくれるやさしい人、一体どこにいるんでしょうね(笑)」

ゆい●食品メーカーや飲食店、百貨店などのPRの仕事をInstagramを通じて行うほか、自宅でのネイルサロン、不動産会社受付などパワフルに働く30歳。独学でyoutubeに料理動画も公開している。kitchenSTAR第0期生。