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吉本新喜劇から料理の道へ。木島さやかさんの野菜愛

吉本新喜劇でのタレント活動を経て、現在は大阪を拠点にモデルやMCとして活躍している木島さやかさん。表現のプロとしてキャリアを積んだ彼女がたどり着いたのは、食の大切さ。今では週に2日、京都の畑で野菜と触れ合う時間を作っている。

 木島さやかさんが吉本新喜劇のオーディションを受けたのは22歳の時。その後5年間のタレント活動を経て、現在は大阪を拠点にモデルやMCとして活躍中だ。「物心ついたときから、憧れは未知やすえさん。誰からも愛される太陽のような存在です。ずっと吉本を見て育ってきたから、人気者=吉本は絶対受けておかないとっていう思いが強かったですね」

週2回の畑仕事で、無農薬野菜の栽培にもトライ

 そんな木島さんに、キャリアの変更を意識させる出来事があった。生まれつき心臓の悪い弟さんが、闘病生活の中で蛋白漏出性胃腸症という難病にかかったことをきっかけに、食習慣の大切さに意識が向くようになったのだ。野菜ソムリエの資格も取得し、料理を作って発信することに興味を持ち始める。今では無農薬野菜の栽培にも挑戦し、忙しい毎日の合間を縫って週2回は京都美山の畑に出かけ、草むしりも自分で行う。
「この畑は、吉本時代の先輩芸人さんに『やってみるか?』と声をかけてもらって、通いはじめました。人がつないでくれるご縁に感謝しています」
 日々の食生活は基本的に自炊がベース。野菜は一日30品目摂ることを目標にしている。
「畑の野菜以外に、毎日スーパーに行って新鮮な食材を必要なぶんだけ少しずつ買うようにしています。市販の野菜や果物の糖度もよく見ていますし、地方に収録に行ったときにはご当地グルメを必ずチェックして、どんな背景をもとに作られたレシピなのか勉強もしますね」



上・両手一杯に抱えた様々なハーブは、乾燥させてハーブティにする。下・この日はニラや小松菜などたくさんの収穫があった。

変わりたい一心だった低迷期

 木島さんのInstagramには、現在では52,000人以上のファンが集まっている。 
「始めた当初は、何を投稿しても全くフォロワー数が伸びない時期がありました。成功している方に頼み込んでアカウントを見てもらい、私にダメ出しをしてくださいとお願いしたこともあります。私、発信することがとことん好きなんですよ。でも発信ってすごく怖い部分もあって、自分自身が納得できていない写真や文章を投稿してもいい反応なんて絶対返ってこないし、『いいね♡』も付かない。料理の投稿はとくに難しいと思います。レシピを考えてるだけじゃなくて、どう見せて、どうアップするのか。そしてどう継続していくのか。表現の仕方をきちんと考える訓練にはすごくいいでよね。自己満足のためのSNSではない、もっともっと先の世界を見てみたいと思っていますし、今後は料理番組にも挑戦してみたいです」

夢を叶えるためには、自己管理が大切

 やりたいことを実現させるには、声、そして何よりも体の管理が基本だと語る木島さん。
「20代の頃は、食べずにダイエットをしていたこともありました。でも大切なのは体重よりも見た目のヘルシーさと美しさ。一日三食しっかり食べることを中心に、ヨガで体力作りをしています。漠然と抱いていた食への憧れが、一歩ずつではあるけれど、着実に形になってきているように感じます」

きじま・さやか●モデル、MC、タレントとして活躍中。料理教室の主宰や料理教室の講師など、多彩な顔をもつ。kitchenSTAR第0期生。